ジェットブラック(ハルーワソングの11) 第6戦 引退


キャロットクラブ出資愛馬第19号は、友道康夫厩舎狙いの馬。


2012年度募集馬の中ではシーザリオの11(ロザリンド)が一番よく見えたが、母馬優先権もなく落選必至の為に確実に最優先で獲れる牡馬に。

父ゼンノロブロイの種牡馬能力(仕上がり遅)や母ハルーワソングの高齢は引っかかるが、母は仔出しは大変良く、2008年産のフレールジャックは重賞ウィナー。2009年産のマーティンボロも芝2000mで勝ち上がり500万でも上位。1年の空胎を経て産駒への期待は高まる。


そして何よりもキャロサマーパーティーで好印象だった友道康夫調教師への期待も大きい。昨年もヴィルシーナで牝馬クラシック戦線に人気の中心だった。

高額なので金額分の回収は難しいだろうが、芝の中距離を走れる馬として期待している。


デビュー戦からここまで4戦、スタートも良く先行力もあり、絶好位で進めるも追われてからの伸びがサッパリ。トモが緩く最後に踏ん張り切れない。そんな中でも多頭数で6着まで来ていることからも、からっきしではない。時間的制約で無理矢理帰厩させゆるゆる状態だった前走以外は競馬ブックのスピード指数も常に60は超えている。体全体がしっかりとしてくれば、もっとやれると感じた。


しかし、いつまでも緩い状態が続き、未勝利戦終了までの時間的制限から無理矢理帰厩のゆるゆる状態で出走し8着9着と大敗続き。気性面でも馬っけを見せるなど散々。この状態から未勝利戦終了までの短期間に立て直すことはほぼ無理だと思われる。


そしてスーパー未勝利戦である9月28日 阪神3R 3歳未勝利 ダート1800m 混合に出走!!

想定は土曜日の未勝利戦で33頭だったが、信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”で出走は確実。このままだとやはり次週の未勝利戦最終週は除外馬多数になりそうなので、1週前の出走は正解。結局日曜日の未勝利戦で確定。フルゲートの16頭。

鞍上は土日どちらのレースにしても前走の松田大作騎手を確保。続けて同じ騎手が乗ってくれることは有り難いが、二場開催だし、もう少し勝ち星を挙げているジョッキーでも良かったと思うのだが・・・。


11着/9番人気。

ついに化けの皮が剥がれたジェットブラック。今まで5戦は1〜5番と上位人気だったが今回は9番人気と低評価。それでもその人気を下回る大敗。

先行力があり短距離だったらと思わないことはないが、真に走る馬は少々条件が合わずとも、これだけ負けることはないだろう。


レース回顧と時計の分析、レース後の松田大作騎手と友道康夫調教師のコメントを掲載。


即日引退が発表され、惜しまれずに引退。

嗚呼高額馬。以前のローザグランデと違い補償がなく、大撃沈(T_T)。

この世代はバウンスシャッセの重賞制覇があるとはいえ、他の2頭は未勝利で引退。これには大いに反省。

そしてもう高額馬には2度と手を出さないと固く誓ったのであった。

(2014年11月14日立ち上げ即完結)

2014年10月1日立ち上げ

●前走後、在厩で調整されています

 ここ2戦は未勝利戦終了までの時間的制限から無理矢理帰厩のゆるゆる状態で出走し8着9着と大敗を続けている我らが愛馬ジェットブラック。気性面でも馬っけを見せるなど散々。この状態から未勝利戦終了までの短期間に立て直すことはほぼ無理だと思われますが、スーパー未勝利戦に出る資格があるので挑戦。

 スーパー未勝利の最終週は出走ラッシュになることが予想されることから、1週前に出走予定です。

●追い切り情報(10月1日作成)

前走前 8月13日 函館ウッドチップ 稍重馬場 一杯に追う

助手
5F 72.4
4F 56.0
3F 41.3
1F 12.7[8]
ヴェルステルキング(2歳新馬)一杯の内を追走同入



8月24日、札幌ダート 稍重馬場 馬なり余力

助手
5F 75.6
4F 59.1
3F 44.0
1F 13.9[8]
ミストラルジョワ(2歳新馬)馬なりの外を1.0秒先行同入


9月16日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 62.6
3F 45.9
2F 29.8
1F 14.6


9月21日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.0
3F 41.0
2F 27.5
1F 14.2
シャインバルキリー(2歳新馬)馬なりを0.2秒先行同入


9月24日 栗東CW 良馬場 追って一杯

助手
6F 86.1
5F 70.3
4F 54.7
3F 40.3
1F 12.4[8]
イイヴィ(3歳未勝利)一杯の外を0.3秒先行0.1秒先着


9月26日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
松田大作
4F 62.7
3F 46.3
2F 30.4
1F 14.9
 8月24日、外を通っているとは言え、2歳新馬に1秒もハンデを貰って同入しております。併せている相手からも陣営がその程度の馬であると認識していることがよくわかります。確かにそんなもんですね。

 9月16日、栗東に帰厩後17−16−15−15程度で追い切られました。

 9月21日、ハロン14秒で追い切られました。最後のレースということもありビシビシ調教されています。

 9月24日、一杯に追われました。全体の時計がたいしたことないですが、一応併せ相手に先着ということと、終いは12秒台前半ですから及第点ですね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。ジェットブラックの中ではかなり良い方だと思います。時間的制限からユルユル状態で出走した2走前よりは動ける態勢にあると思います。
 以下は9月24日に更新されましたクラブ公式HPジェットブラックの近況報告です。
「先週松田騎手に乗ってもらって追い切った時は、まだやや重さを感じるというジャッジだったのですが、ジョッキーに気合いを入れてもらったことでだいぶ前向きさが出てきた印象です。今朝はCWコースでしっかりとやって終いまでいい伸びでした。ちょっと内にモタれるところがあったので肩ムチを入れながらでしたが、余力がないということはありません。最終週まで待って除外となる最悪の事態を避けるためにも、今週の競馬から投票していくつもりです」(安田助手)27日もしくは28日の阪神競馬(3歳未勝利・ダ1800m)に松田騎手で出走を予定しています。
 ということで、未だ内にモタれていたりと決して良い状態ではないようですね。いつまで経ってもパンとしませんねぇ。

 9月26日、松田大作騎手に跨がっていただき15−15で調整されました。しっかりと仕上げようとする姿勢は窺えますが、馬がなかなか良くならないですね。5歳くらいで開花するんでしょうね。

●気になる出馬想定表(9月27日 阪神4R)

出馬想定表 9月27日 阪神4R 3歳未勝利 ダート1800m フルゲート16頭 想定数33頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
ヴァース 松山弘平
ウイニングフェイス 和田竜二
ウエスタンプリンス 藤岡佑介
エクストレミティー 幸英明
エミネントフラワー 国分恭介
カンファーボス
キスキスバンバン 松田大作
グレンガイル 浜中俊
グレートアイランド 川田将雅
クロスドミナンス 小牧太
コスモカパルア
ザトゥルーエアー 難波剛健
サマーパーティ
サンライズメシア 岩崎翼
ジェットブラック 松田大作 B+
シゲルエチゴ 太宰啓介
シセイタマテ
ダイゴセイリュウ
ダイシンロイ
ダノンロンシャン 福永祐一
ダンスールクレール 岩田康誠
チュウワアピール 国分優作
トラヴィス 藤岡康太
フォールスクリーク 福永祐一
プリンセスミユキ
ブリーズラプソディ 鮫島良太
プレイフォーマザー 小崎綾也
ペクターイメージ
モナルカ
ヤマカツキャプテン
ユニコーンバローズ 菱田裕二
ラッキーハンター 義英真
ロードプライド 岩田康誠

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに33頭出馬想定されています。ジェットブラックは信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”で出走は可能です。これだけの想定数がいると、次週の未勝利戦最終週は除外の馬も多く出そうですね。除外はいただけませんから、ジェットブラックは1週前に狙いを定めて正解ですね。ただ馬体は全然ですが・・・。

●出馬確定表

出馬確定表 9月28日 阪神3R 3歳未勝利 ダート1800m 出走数16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アイルビーホーム 義英真  8/24 未勝利 小倉ダ1700 10 11
アグネスユニコーン 小崎綾也  9/06 未勝利 小倉ダ1700 15 11
イイヴィ 藤懸貴志  8/24 未勝利 小倉芝1800 12 13 14
ヴァース 松山弘平  8/31 未勝利 小倉芝1200 12 13 11 13
エクストレミティー 幸英明  9/07 未勝利 小倉芝2000
クリノシチフクジン 鮫島良太  8/19 交流 金沢ダ1400
ジェットブラック 松田大作  8/17 未勝利 札幌ダ1700 12 B+
シゲルエチゴ 太宰啓介  9/06 未勝利 小倉ダ1700
ダイゴセイリュウ 国分優作  8/30 未勝利 小倉芝1800 14 14
ダノンフォーカス 熊沢重文  6/22 未勝利 阪神ダ1800 15 14 17
ダノンロンシャン 福永祐一  5/24 未勝利 京都ダ1800
ダンスールクレール 岩田康誠  8/30 未勝利 札幌ダ1700 15
トラヴィス 藤岡康太  8/30 未勝利 小倉芝2600 10 16 13
メイショウラファー 武幸四郎  8/23 未勝利 小倉ダ1700 14 10 10 12
レッドアヴェニュー 岩崎翼  7/27 未勝利 中京ダ1800 13 12 13
レッドフォース 四位洋文  8/30 未勝利 小倉ダ1700 11

表中 騎手の太字は乗り替わり

●阪神ダート1800mコース解説

スタート地点は正面スタンド前直線の右。スタートしてすぐに上り坂がある。1コーナーまでの距離は303m。京都のダ1800mよりも若干長めだが、1コーナーまでの主導権争いは厳しく、外からも先手を奪いたい馬が殺到。前へ行きたいのに内枠で出脚が悪いと、詰まって位置取りが悪くなる。ちょうど京都ダ1800mとは対照的に1枠の成績が最も悪く、大外枠が最も良い。少頭数だとあまり関係ないが、多頭数になると逃げ、先行馬は中〜外枠の方が競馬がしやすい。脚質は基本的には先行有利だが、クラスによってまちまち。条件クラスでは前へ行った馬がそのまま押し切る競馬。
 特にブライアンズタイム産駒の逃げ、先行馬が非常に強いのが特徴
 オープンクラスは、展開次第だが差し馬が来ることが多い。派手な大外一気、マクリが決まることも。しかし、京都ダ1800mより癖がなく、各馬力を発揮しやすい条件。

有利な枠順 多頭数は外
有利な脚質 先行
ポイント ブライアンズタイム産駒、中距離実績
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンスの2頭が断トツ
連対騎手ベスト 武豊、岩田康誠、四位洋文、藤田伸二、安藤勝己
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分56秒4 1分55秒6 1分56秒3
2歳未勝利 1分56秒6 1分54秒7 1分56秒2 1分53秒2
2歳500万 1分55秒8 1分53秒5
3歳新馬 1分56秒6 1分56秒1 1分55秒7 1分54秒2
3歳未出走 1分56秒2 1分56秒4 1分56秒1 1分54秒1
3歳未勝利 1分55秒6 1分55秒2 1分54秒4 1分54秒2
3歳500万 1分54秒1 1分53秒8 1分52秒7 1分52秒6
古馬500万 1分54秒0 1分53秒3 1分52秒9 1分51秒9
古馬1000万 1分53秒1 1分52秒4 1分51秒9 1分51秒4
古馬1600万 1分52秒2 1分51秒1 1分50秒7 1分49秒8
古馬オープン 1分51秒6 1分50秒5 1分49秒9 1分51秒5

●騎手は松田大作騎手 ほっさん評価「C」

 今回もジェットブラックの鞍上は松田大作騎手です。中央場所では影の薄いジョッキーですが、もはや彼に託すしかないですよね。稽古もずっとつけていただいていますし。

 前走は3番人気のジェットブラックに騎乗していただき9着大敗。しかし騎乗がどうのこうのではなく馬の能力に問題があり出資者の立場から見ても人気が先行しすぎです。

 今回は人気を上回る走りを見せて欲しいですね。


 松田大作騎手と言えば男前で有名ですが、アメリカやイタリアに渡って自己研さんしている姿は好印象で、是非その成果をここで発揮して欲しいですね。


 2014年8月15日現在、JRA通算341勝、重賞未勝利。勝率5.6パーセント、連対率12.3パーセントと低い。昨年(2013年)は47勝、勝率7.7パーセント、連対率15.1パーセントと大躍進。本年(2014年)もここまで25勝、勝率6.8パーセント、連対率14.5パーセントと大躍進した昨年に匹敵する数字。

 松田 大作(まつだ だいさく)、1978年9月13日生まれの35歳、JRA(日本中央競馬会)の18年目の中堅騎手である。デビュー時の所属は崎山博樹厩舎。2000年1月1日付けでフリーとなった。


 1997年、第13期生として競馬学校騎手課程を卒業しJRAの騎手免許を取得する。同期には秋山真一郎、勝浦正樹、武幸四郎、武士沢友治、細江純子(現・押田純子)らがいる。JRA初騎乗は、同年3月1日中京1Rアップシャーディーに騎乗して13着。同年3月15日中京6Rサザンオーで勝利しJRA初勝利を挙げる。デビュー年は合計10勝という成績だった。2年目は27勝。

 2001年8月31日から10月3日までイタリアで騎乗する。

 2003年6月1日中京6Rフウレイカで勝利しJRA通算100勝を達成する。12月27日、中京競馬場で騎乗馬が故障して、競走を中止し、右肩関節靭帯断裂、両下肢挫傷という大怪我を負う。復帰は翌年の5月になった。

 2005年12月25日から31日までアメリカに出張、サンタアニタ競馬場で1鞍に騎乗し8着だった。

 2013年7月13日に函館8Rをエアウィーバーで優勝しJRA通算300勝を達成。


 騎手の中でもミルコ・デムーロと仲が良く、その伝を頼る形で2010年10月14日より再びイタリアに遠征する。2011年3月22日の騎乗を持って日本に帰国するが、3月20日の8Rで1位入線2位降着になり、3月29日(火)から3月31日(木)(3日間)の騎乗停止になった。前回騎乗していただいたマリアンヌシチーは松田大作騎手の2011年国内初騎乗日で延べ2頭目に当たる。


 重賞はまだ未勝利だが、過去にはグロウリボン(1999年、ファンタジーステークスGV2着・13番人気)がある。また、タップダンスシチー(2000年、天竜川特別(900万下))やディープスカイ(新馬戦)の騎乗もある。


 「年に20勝程度で地味な印象のジョッキー。がソコソコ走る馬に乗っていて結果も出ている。1番人気馬の連対率は09年が.400で、10年の前半は[6・5・2・5]連対率.611。2、3番人気馬での連対率は09年が.425と優秀な数字で、10年は.258となっている。08年に単勝10700円を出しており、09年は24勝のうち単勝2000円以上が6本あった。10年には単勝13970円があって穴を出すケースは多い。馬との呼吸を重視して折り合いは上々。差し馬に乗った時は中盤までじっくりと乗り、勝負どころから早めに上がって行くパターンが多い。馬を伸ばすパワーと技術は水準より少し上といったところだ。裏開催を中心に乗って夏は北海道というのが例年のパターン。10年の夏は小倉で騎乗した。コース別成績を見ると、騎乗馬の質が安定しないためか年度別でバラつきがある。距離別、芝・ダート別で目立った偏りはない。昆貢厩舎では07年から多く騎乗するようになり、成績も上々である。10年にもっとも勝ち星を挙げているのは領家政蔵厩舎。今までになかったラインで、今後は狙い目になるかもしれない。エージェントが強くない点が問題だが、キッカケがあれば成績は大きく伸びるだろう。」(2011年上半期・佐藤祐樹元公営騎手)

  ほっさん愛馬での成績 (2戦0勝)
 
 2011年 4月 2日 マリアンヌシチー 3歳未勝利 小倉芝2000m 16着/11番人気
 2014年 8月17日 ジェットブラック  3歳未勝利 札幌ダ1700m 9着/3番人気

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ダノンロンシャンは骨折明けだが、軽度のもの。丹念に乗り込まれて緒戦から走れる仕上がり。一連の実績を評価。エクストレミティーも力上位。ダートもこなしそう。ダンスールクレールは当日輸送がどうかも力は互角。」


短評は「上位拮抗」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
アイルビーホーム
ダンスールクレール △△
ダノンロンシャン
アグネスユニコーン △△
メイショウラファー
ジェットブラック △△
シゲルエチゴ △△
レッドフォース
エクストレミティー
レッドアヴェニュー
二重△は△△で処理
あとは無印

デイリー馬三郎

本紙の見解

「ダートではB、A、D、A着の戦績を残す◎ダノンロンシャン。骨折で放牧に出されたが、ラストチャンスのここを目標に、かなりの負荷をかけて万全の態勢。(0110)の舞台、この相手なら待望の初Vは目前。しぶとい○が2番手。〈吉田〉」

◎ ダノンロンシャン
○ アグネスユニコーン
▲ トラヴィス
× ダンスールクレール
☆ シゲルエチゴ
△ ジェットブラック
△ レッドフォース
△ エクストレミティー



ジェットブラックは全13記者中 △(6番手以下評価) 4記者、無印 9記者。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ジェットブラック(9着)

 「外から掛かり気味に来られていたので、無理せず控えましたが、そこでもガマンできていました。ただ、直線に入ると、何か背中を硬くして反抗するようなところがありましたね。」(松田大作騎手・競馬ブック)

 「いいスタートを切って楽にハナに立つことができました。最初のコーナーでちょっとかかり気味に外から来た馬がいたので、さすがにそれに付き合うときつくなると思って控えました。行かせてからの走りは変に力むことはなかったのですが、勝負どころにかけてペースが上がり始めると徐々に反抗するというか、頭を高くして体を反るような格好になってしまったんです。う〜ん…。いいものは持っているはずなのですが、気持ちと体がマッチしきれていないのか、歯がゆいですね。何とか権利はとりたかったのですが、力になれず申し訳ありません」(松田大作騎手・キャロットクラブ公式HP)


 「ブリンカー。6キロ減もまだ絞れそう。スッとハナに立ったが、1〜2角でウォーターに外から来られ、向正面ではマッチレスがマクッてくる厳しい展開。4角でこの2頭に置かれて直線後退。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

ジェットブラック

 「勝負どころでの手応えはいいが、やめてしまう。気持ちを切らさなければ。」(安田助手・デイリー馬三郎)

 「」(助手・競馬ブック)

●パドック

 ジェットブラックの馬体重は前走マイナス12キロの466キロ。踏み込みも毛づやも良く良い雰囲気に見えました。

●レース 

 ジェットブラックはいつものように好スタートから二の脚も速く、一気に先頭に躍り出ます。結局コーナーで内外の差で3番手になります。ここまでは絶好のポジションキープで強そうなんですけどね(溜息)。

 道中も折り合い抜群でいい手応えで追走します。ここまでもいつもと一緒です。3〜4コーナーの中間でも楽に前を捉えにかかります。

 しかーーーーし、仕掛けられるといつものように手応えほど伸びず(>_<)、一気に4、5頭に交わされて、まず勝ちはなくなります。そこからは下がる一方。11着で入線します。

●時計の評価

 今回のジェットブラックの走破時計は1分57秒6良馬場でした。勝ち馬からは3秒以上も離されておりますし、その勝ち馬の時計でさえ平凡です。これでは仮に地方に転厩しても結果は出せないでしょうね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ジェットブラック(11着)

 「最後は息が上がるような感じになってしまって・・・。」(松田大作騎手・競馬ブック)

 「スタートからそれほど無理せずいいポジションを取れましたし、悪くない手応えで直線を向きました。それでもいざ追い出すと最後は一杯になってしまった感じで、もしかすると距離がいくらか長かったのかもしれません。気性的にもやや集中が続かないところがあるので、そのあたりも早めに苦しくなった要因のように思います」(松田大作騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「1200m、1400mの競馬も考えなくはなかったのですが、出走間隔が足りなかったこともありこちらを使いました。能力的にはこの距離をこなせるはずなのですが、結果的には外から来られて集中を切らすなど幼いところを見せていたので、気性面では短い方が良かったのかもしれません。厩舎としてもゆかりの血統ですからなんとかしたかったのですが、ここまで結果を出すことができず本当に申し訳ありませんでした」(友道康夫調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

ジェットブラック(11着)

 「張りはひと息。3番手で手応え良く追走していたが、4角で外からダノンロンシャンに並ばれたところで苦しくなってしまう。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 特別出走手当がスーパー未勝利ですから187000円。1口で割りますと430円程度になると思われます。なんとも寂しいですね。

●即日引退の発表がありました

 スーバー未勝利戦で破れた訳ですし、なんと言っても内容がさっぱりでしたから、当然のことながら即日引退の発表がありました。

●最後に

 ローザグランデにはじまり、弱小軍団としてはかなり無理して購入した2頭目の高額馬ジェットブラック。結果的に人気ばかりで走りはさっぱりでした。1つ上の兄は重賞ウィナー。その1つ上の兄も重賞ウィナー。母は高齢ですが、決して仔出しが極端に悪くなったわけではなく、このジェットブラックには巧く能力が引き継がれなかったということです。狙いとしては悪くないと思ったのですが。

 愛馬で1つ下の妹ベルディーヴァは調教で素晴らしい動きを見せていましたが、骨折で全治1年。上手く行かないものです。

 キャロットクラブは値付けが比較的正確で、高い馬は走る傾向にあります。そのクラブの高額馬で未勝利戦1つ勝てない馬を選ぶのですから、相当ダメダメですね。

 この世代はラフェドフルールも未勝利で引退しました。キャロットクラブでは愛馬唯一の勝ち上がりのバウンスシャッセがフラワーカップGVを制してくれたので、トータル的には投資は成功だったと言えますが、勝ち上がり率にこだわる私としては友駿ホースクラブのこの世代唯一の愛馬オフェーリアシチーを含めて勝ち上がり率50パーセント。反省仕切りです。

 いずれにしても馬は一生懸命6戦走ってくれました。ジェットブラック、お疲れ様でした。

これを持ちまして、2012年11月13日から追いかけ続けた愛馬ジェットブラックの特集は終了させていただきます。

最後までご愛読ありがとうございました

2014年11月14日立ち上げ
ジェットブラックの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2014年 8月17日 第5戦 3歳未勝利 札幌ダ1700m (9着/3番人気)

2014年 8月 3日 第4戦 3歳未勝利 札幌ダ1700m (8着/4番人気)

2014年 4月13日 第3戦 3歳未勝利 阪神ダ1800m (6着/5番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2014年 3月16日 第2戦 3歳未勝利 中京芝2000m (12着/1番人気

2013年11月 3日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1800m (6着/2番人気) 写真多数付現地観戦レポート

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る